2014年1月10日金曜日

国主導のアルツハイマー病研究で改ざんか 厚労省調査

国主導のアルツハイマー病研究で改ざんか 厚労省調査

朝日新聞デジタル 2014年1月10日(金)7時2分配信 

国主導のアルツハイマー病研究で改ざんか 厚労省調査
データの書き換えの例

 国と製薬会社が33億円を投じ、認知症の7割を占めるアルツハイマー病の早期発見を目指す国家プロジェクト「J―ADNI(アドニ)」で、臨床試験の データが改ざんされた可能性が浮上し、厚生労働省は調査を始めた。一定の時間を経た後に記憶を確かめる検査で時間を書き換えたり、不都合な症状を削除した りしていた疑いがある。先端医療を巡る国際競争が過熱する中で、日本の研究への信用が失われかねない事態だ。

 J―ADNIはアルツハイマー病の兆候を調べ、早期治療や新薬開発に役立てるのが目的。物忘れなどの症状と脳画像や血液との関連を研究する。これまで経 済産業省、厚労省、文部科学省が計24億円、製薬会社11社が計9億円を支出し、認知症研究の第一人者である東大の岩坪威教授(神経病理学)を代表に全国 38の医療施設が参加。製薬会社などがつくる「バイオテクノロジー開発技術研究組合」が事務局を担う。

 改ざんの疑いがあるのは、2008年から高齢者545人に行っている面談検査のデータ。研究成果の共有を目指す国際的な動きを踏まえ、先行する米国と同じ手順で検査し、解析結果を広く活用する計画だ。


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今度はJ―ADNIで改ざん疑惑。ディオバン、CASE-J、小林製薬の薬の治験データ改ざん、子宮頸がんワクチン論文の改ざんなど不正事件が続きます。

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