2014年9月25日木曜日

東大論文不正:中核メンバーの群大・北川教授が退職 /群馬

毎日新聞 2014年09月23日 地方版

 東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明元教授グループによる論文不正問題で、中核メンバーの北川浩史(ひろちか)・群馬大教授が退職していたことが分かった。群馬大によると、退職は自己都合で8月31日付。別の研究職には就いていないという。
 加藤研については、東大の委員会が8月1日、論文5本の不正を認定。北川氏は4本の筆頭筆者で、実験画像を改ざんしていたという。東大は「懲戒処分に相当する」と指摘。群馬大も過去の研究・教育活動を精査しているが、「退職前に聞き取り調査は実施済み」という。
 加藤研グループに所属していた北川氏は多数の論文を著名雑誌に投稿し、2009年11月、群馬大生体調節研究所教授に就任した。【尾崎修二】

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懲戒解雇するべきでした。

2014年9月20日土曜日

万能細胞:STAP論文問題 石井氏論文「不正なし」 改ざん、悪意確認されず−−理研

毎日新聞 2014年09月20日 東京朝刊

理化学研究所は19日、STAP細胞論文の不正に関する調査委員長をしていた石井俊輔上席研究員の過去の論文に対する疑義について、「不正はな かった」とする予備調査結果を発表した。画像3カ所に正しくないデータが使われていたことを認定したが、故意ではなかったとして「研究不正には当たらな い」と結論付けた。
 石井氏は調査委員長だった4月、自身の論文のデータ改ざんなどを外部から指摘され、委員を辞任。理研は直後から計12本の論文の疑義を調べた。
 その結果、2008年に発表したがん関連論文で、3カ所の画像が別の画像の使い回しだったことが判明。理研は内規で「改ざん」と定義する「データ の真正でないものへの加工」に当たると判断した。一方で、内規は「悪意のない間違いは不正に含まない」としている。今回はデータをきれいに見せようとする などの悪意は確認できず、石井氏の「過失による取り違え」との説明を容認した。
 他に画像の切り張りなども複数あったが、いずれも「元データが確認できた」などとして不正を認めず、疑義を詳細分析する本調査を見送った。理研は予備調査メンバーの氏名を公表していない。【清水健二、須田桃子】

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不正が認められませんでした。

2014年9月3日水曜日

キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案

 新発見の「STAP(スタップ)細胞」はこれまでの万能細胞と異なり、眠っていた力を呼び覚まして、自ら万能化する。開発した理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)は、「王子様にキスされて目覚めるお姫様」になぞらえた。


 「(名前は)プリンセス(Princess)のP細胞でどうかなと思ったのですが、没になりました」。小保方さんが、朝日新聞の取材にこたえた。
 生命の種である受精卵は分裂を繰り返し、皮膚や筋肉、神経などのさまざまな組織に育つ。いったん育った細胞が、元の受精卵に近い万能の状態に戻ることはないとされていた。
 その常識を覆した一人が京都大の山中伸弥教授だ。マウスの細胞に4遺伝子を入れて万能細胞を作り、人気商品のiPodにあやかってiPS細胞と名付けた。ただ細胞の中身に手を加える。損傷を減らしつつ作製効率を上げようと、競争が続いてきた。
 STAP細胞は、酸性の液体に浸すだけでできる。細胞の中身をさわらないし、作製効率も高い。
 少々荒っぽい「キス」をされ、死の淵(ふち)に追い込まれた細胞が覚醒する。結局、「STAP細胞」のほうがふさわしいとして採用されなかったが、小保方さんは白雪姫のようなプリンセスを思い描いたようだ。

朝日新聞 2014.2.2

写し

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この命名は今となっては懐かしい。