2014年9月3日水曜日

キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案

 新発見の「STAP(スタップ)細胞」はこれまでの万能細胞と異なり、眠っていた力を呼び覚まして、自ら万能化する。開発した理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)は、「王子様にキスされて目覚めるお姫様」になぞらえた。


 「(名前は)プリンセス(Princess)のP細胞でどうかなと思ったのですが、没になりました」。小保方さんが、朝日新聞の取材にこたえた。
 生命の種である受精卵は分裂を繰り返し、皮膚や筋肉、神経などのさまざまな組織に育つ。いったん育った細胞が、元の受精卵に近い万能の状態に戻ることはないとされていた。
 その常識を覆した一人が京都大の山中伸弥教授だ。マウスの細胞に4遺伝子を入れて万能細胞を作り、人気商品のiPodにあやかってiPS細胞と名付けた。ただ細胞の中身に手を加える。損傷を減らしつつ作製効率を上げようと、競争が続いてきた。
 STAP細胞は、酸性の液体に浸すだけでできる。細胞の中身をさわらないし、作製効率も高い。
 少々荒っぽい「キス」をされ、死の淵(ふち)に追い込まれた細胞が覚醒する。結局、「STAP細胞」のほうがふさわしいとして採用されなかったが、小保方さんは白雪姫のようなプリンセスを思い描いたようだ。

朝日新聞 2014.2.2

写し

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この命名は今となっては懐かしい。

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