2016年1月16日土曜日

守本友美 皇學館大学が論文と著書盗用で停職3月、博士号取消し!

守本友美もりもと ともみTomomi Morimoto経歴1経歴2紹介1-写し紹介2-写し)皇學館大学現代日本社会学部教授が論文や著書の盗用で停職3月となり、博士論文にも盗用があったため博士号取消しとなった写し)[1][2][3]。2015年12月25日付の皇學館大学の公表写し)によると、2015年3月1日付けで、株式会社ミネルヴァ書房のホームページに守本友美の著作に剽窃があったため絶版にするという告知があり、同年3月2日に当該告知に関して学外者からの指摘があり、公益通報として受付け調査を開始したという[2][4]。さらに以下の盗用が認定された[2][3]。

①『社会福祉学』掲載論文:4箇所
②『最新社会福祉学研究』掲載論文:2箇所
③『福祉文化研究』掲載論文:4箇所
④『日本学論叢』掲載論文:1箇所
⑤ 書籍1:8箇所
⑥ 書籍2:8箇所
⑦ 学位論文:8箇所

結構大量に盗用を行った。守本友美は盗用の常習犯だ。これで停職3月は軽すぎるだろう[2]。九州保健福祉大学に提出した博士論文にも盗用があり、2015年12月18日付で博士号が取り消された[3]。関係した教員は同日付で戒告処分[3]。

九州保険福祉大学の博士論文盗用調査によるとディプロマポリシー (1) 「専門職業人として高潔な倫理観を身につけていること」、ディプロマポリシー(2~4) 「社会福祉の分野における知識を、幅広く、高度に身につけていること」等についての検証を行った[3]。その結果、ディプロマポリシー(2~4)に関して は剽窃部位が適正に引用されていれば、博士論文として満足できるレベルにあると考えられるが、ディプロマポリシー(1)については『明らかに外部の研究者 の著書や論文、さらにインターネット上の資料からの剽窃を行った不正箇所が存在し、本研究科のディプロマポリシー「専門職業人として高潔な倫理観を身につ けている」とは言いがたい[3]』として博士号取消しが提言された。これを受けて同大は博士号を取消した。ただ、修正論文を提出すれば審査のやり直す事も 提言された[3]。

要するに守本友身が高潔な倫理観を持っていない事が博士号取消しの理由。確かに上で言及したように大量かつ常習的に盗用を行ったのだから高潔な倫理 観を持っているとはいえないだろう。小保方晴子やその他の者による大量盗用博士論文に関して、主旨に影響しないからといって博士号取消しとしなかった早稲 田大学の対応に比べれば九州保険福祉大学の対応は良いと思う。早稲田大学は大量博士号取り消しを避けるために、「早稲田大学は死んだ」、犯罪の容認と言われ早大取得の博士号を持っていると恥ずかしいとして自主的に返還する者さえ現れた。そうなると大学として非常にまずいから、九州保健福祉大学は早大のような対応ができなかったのかもしれない。

また文科省の公表によると、盗用のあった研究には科学研究費助成事業学術研究助成基金助成金が使用され、盗用と直接的に因果関係が認められる経費の支出はなかったため、返還を求められなかったが、当該資金への申請及び参加資格の制限の対象となるという[5]。具体的な措置はまだ公表されていない。

研究不正行為がなくなるとよい。

参考
[1]皇學館大学 「本学現代日本社会学部教授による研究活動上の不正行為について」 2015年10月25日、写し1写し2
[2]皇學館大学 「研究活動上の不正行為に関する調査報告書(概要)」 2015年10月25日、写し1写し2写し3
[3]九州保健福祉大学 「学位授与の取消・学位記の返付処分について」 2015年12月18日 写し1写し2写し3
[4]ミネルヴァ書房 ”『らい予防法下におけるソーシャルワーク実践』に関するお詫びとお知らせ” 2016年1月16日閲覧 写し1写し2写し3
[5]文部科学省 「皇学館大学現代日本社会学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について」 2016年1月16日閲覧、写し

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