田中亮太(Ryota Tanaka、経歴)順天堂大学医学部准教授の論文が盗用で撤回された。
撤回論文と撤回公告。
田中亮太、「順天堂医学」52巻1号 pp.2-10, 2006.
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「順天堂医学」52巻1号(2006年)2-10ページに掲載された,「田中亮太:神経幹細胞を用いた脳梗塞治療の可能性」について以下のように公告いたします. 1.海外の共同研究者から,未発表の図表を含む論文を共同研究者の承諾なしに単著として発表した,という指摘があり,著者もこれを認め論文の取り下げを了解した. 2.したがって,遡って掲載を取り消すこととし,インターネット上の検索システムからの削除作業を行い,手続きを終了した. 3.それにともない,読者諸氏には印刷版から上記論文の削除をお願いいたします.
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(撤回公告より)
適切な承諾なしに他人の研究成果を自己のものとして発表するのは盗用。藤女子大学で似た盗用事件が発生し、犯人は諭旨解雇となった。
順天堂大学は厳正に対処する必要がある。
2016年5月25日水曜日
2016年5月19日木曜日
小野川徹 元東北大が論文盗用、厳重注意、投稿・執筆禁止!
小野川徹(Tohru Onogawa、経歴、消化器外科学)元東北大病院助教が論文を盗用し、口頭で厳重注意された。経歴によると1996年筑波大学医学専門学群卒業。遅れなしなら、現在約45歳、処分時約38歳。小野川徹は2015年7月1日に福島県石川郡平田村のひらた中央病院に外科医として赴任し、現在も勤務。発行元の医学図書出版は盗用後、小野川徹を無期限の投稿及び執筆禁止処分にした[1]。
複写許諾停止公告(写し)、盗用と投稿・執筆禁止の公告(写し1、写し2)、盗用論文。
小野川徹、他 「肝内結石症における肝内胆管癌の特徴と治療成績」 胆と膵 Vol.28 No.7 p.533~p.537
複写許諾停止公表日 2008年8月15日
盗用発覚日 2008年7月
処分 口頭の厳重注意、投稿及び執筆禁止(無期限)
不正発覚の経緯 出版社に自己申告後、出版社が大学へ告発。
盗用の態様 序文、全6章のうち1~4章が他の文献からの引き写し[1]。
不正の原因、動機 不明
大部分が盗用。しかし、口頭の厳重注意で済んだのは軽すぎる。しかも大学として公表しなかった[1]。処分が軽い理由は小野川徹が若くこれからがある事[1]。吉田隆幸 医学系研究科事務長(当時)も「軽い処分とは思わない。」と言及[1]。
盗用で解雇される事もあるのに、幹部がこのような認識ではまずいと思う。他の処分例と比較すると、自己申告を考慮しても最低停職数ヶ月が相場。また、発覚時はすでに文科省ガイドラインが施行されており、調査を行って盗用認定後に氏名等を含め結果を公表しなければならない。東北大学病院はガイドライ ンに反した。これも不適切である。まるで不正を隠蔽するような対応だ。
東北大学というと井上明久元総長の不正に対する対応が非常にまずく、批判が強かった。改善を期待したい。
また、盗用論文は削除が確認できないが、まさか現在でも削除されていないのか(関連)。盗用論文は必ず削除、撤回しなければならない。改善を期待する。
小野川徹は2013年頃に東北大学講師に昇進した。盗用したのによく昇進できた。通常なら昇進は絶望。口頭の厳重注意で済んだ影響か。
参考
[1]朝日新聞 2008年11月3日 (写し)
複写許諾停止公告(写し)、盗用と投稿・執筆禁止の公告(写し1、写し2)、盗用論文。
小野川徹、他 「肝内結石症における肝内胆管癌の特徴と治療成績」 胆と膵 Vol.28 No.7 p.533~p.537
複写許諾停止公表日 2008年8月15日
盗用発覚日 2008年7月
処分 口頭の厳重注意、投稿及び執筆禁止(無期限)
不正発覚の経緯 出版社に自己申告後、出版社が大学へ告発。
盗用の態様 序文、全6章のうち1~4章が他の文献からの引き写し[1]。
不正の原因、動機 不明
大部分が盗用。しかし、口頭の厳重注意で済んだのは軽すぎる。しかも大学として公表しなかった[1]。処分が軽い理由は小野川徹が若くこれからがある事[1]。吉田隆幸 医学系研究科事務長(当時)も「軽い処分とは思わない。」と言及[1]。
盗用で解雇される事もあるのに、幹部がこのような認識ではまずいと思う。他の処分例と比較すると、自己申告を考慮しても最低停職数ヶ月が相場。また、発覚時はすでに文科省ガイドラインが施行されており、調査を行って盗用認定後に氏名等を含め結果を公表しなければならない。東北大学病院はガイドライ ンに反した。これも不適切である。まるで不正を隠蔽するような対応だ。
東北大学というと井上明久元総長の不正に対する対応が非常にまずく、批判が強かった。改善を期待したい。
また、盗用論文は削除が確認できないが、まさか現在でも削除されていないのか(関連)。盗用論文は必ず削除、撤回しなければならない。改善を期待する。
小野川徹は2013年頃に東北大学講師に昇進した。盗用したのによく昇進できた。通常なら昇進は絶望。口頭の厳重注意で済んだ影響か。
参考
[1]朝日新聞 2008年11月3日 (写し)
2016年5月18日水曜日
2016年5月17日火曜日
東紘一郎(Koichiro Higashi)藤原記念病院の論文盗用疑義!
東紘一郎(Koichiro Higashi)藤原記念病院医師、元秋田大学医学部耳鼻咽喉科の論文盗用を立木孝(岩手医科大学、1995年9月6日当時)が雑誌上で告発した(写し)。東紘一郎は2013年7月11日時点で藤原記念病院副院長。
盗用の指摘のあった論文は
Koichiro Higashi ”Unique inheritance of streptomycininduced deafness” Clinical Genetics Volume 35, Issue 6, pages 433–436, June 1989
告発されて約21年経つが今でも撤回されていない。東紘一郎の所属機関が無視しただけか、それとも調査したのか不明。少なくとも東紘一郎の反論は確認できなかった。ここまでやられて反論しないと盗用を認めたと思われるかもしれない。
日本はだんまりが多い。
盗用の指摘のあった論文は
Koichiro Higashi ”Unique inheritance of streptomycininduced deafness” Clinical Genetics Volume 35, Issue 6, pages 433–436, June 1989
告発されて約21年経つが今でも撤回されていない。東紘一郎の所属機関が無視しただけか、それとも調査したのか不明。少なくとも東紘一郎の反論は確認できなかった。ここまでやられて反論しないと盗用を認めたと思われるかもしれない。
日本はだんまりが多い。
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