問題の論文は
大江正之 「Sigma1 receptor antagonists inhibit cholesterol synthesis in HepG2 cells」 博士論文、兵庫医科大学、博士(医学)、甲第422号、2004年3月31日
博士取り消し日は2005年6月16日(写し)。
経歴1をみると大江正之は医学博士を取得と示しているので一見すると経歴詐称のように見えるが、経歴2をみると父親と思われる大江滋と共に資格を示しており、経歴2は経歴1を参考にしたための誤記だろう。大江滋は医学博士を取得。
しかし、大江正之は兵庫医科大学大学院卒業と経歴に記載したが、兵庫医科大学は医学研究科しかなく博士課程しかないため博士が取り消されたら大学院卒業でない。学歴詐称か?
ところで大江正之の事を検索すると、2005年にカルパッチョというHNで温泉内で放尿した事や手術中の患者をHPで公開した事などで炎上し、トンデモ医師として報道までされてしまった事がわかった。
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よく「なんでカルパッチョっていいはるんですか?」
と聞かれる
カプチーノでもモッツレラでもかまへんねんけど
「人体生肉取り扱いしてるから カルパッチョ」なんです
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(カルパッチョ日記からの抜粋、直接的にはリンク先から)
ネットでは医師として不適切な発言として炎上の要因になった。
「手術中の患者をHPで公開、トンデモ医師直撃! 」 FLASH (光文社) 通巻871号 2005年6月28日号、2005年6月14日(火)発売
関連1(写し)、関連2(写し)、関連3、
大江正之の博士取り消し日は2005年6月16日だから不適切な発言や行動の数々でネットで炎上し、トンデモ医師として報道されてしまった時と重なる。
兵庫医科大学の学位規程第21条1項2号では不正な方法で学位を取得した時の他、「学位を授与された者が、その栄誉を汚辱する行為があったとき」に学位取り消しになる。
まさかとは思うが大江正之の博士が取り消されたのは医師として著しい倫理意識の欠如や不適切な行動の数々が報じられ、学位の栄誉を汚す愚行と判断されたので取り消しになってしまったのだろうか。
各大学の学位規程で学位の名誉を汚した時に取り消しになる規定が設けられている事があるのは知っているが、現にこれで取り消しになった例を知らない。普通は不正な方法で学位を取得した場合しか取り消しにならない。
もし本当に学位の名誉を汚した事で学位が取り消されたのなら前代未聞だ。