2013年7月1日月曜日

治験改ざん疑惑:費用ほぼ全額が医師に 大阪の病院

『治験改ざん疑惑:費用ほぼ全額が医師に 大阪の病院
毎日新聞 2013年07月01日 12時12分(最終更新 07月01日 13時22分)

小林製薬(本社・大阪市中央区)の肥満症治療の市販薬開発を巡り、臨床試験(治験)データが改ざんされた疑いがある問題で、治験を実施した医療法人 大鵬会・千本病院(同市西成区)へ治験関連費として支払われた2460万円のうち、病院側に残されたのは約3万円で、ほぼ全額が治験を担当した2人の医師 と、看護師1人に支払われていたことが1日、関係者への取材で分かった。
 千本病院で治験を担当したのは当時の内科部長(43)と当時の院長(45)。同病院によると、元内科部 長に計2154万円、元院長に計245万円が支払われ、看護師にも57万円が支払われた。これらの費用は、小林製薬から治験先を紹介した治験施設支援会 社、サイトサポート・インスティテュート(SSI、本社・東京都)を通じて支払われたという。小林製薬は「千本病院より先の配分などは関知していない」と 話した。また、SSIには、被験者への治験参加料と、SSIへの費用も支払ったが、額は公表できないとしている。
 元内科部長と元院長は昨秋、退職。元内科部長は、毎日新聞の取材に対し、支払われた金額を「はっきり覚 えていないが、高額だった。病院は初めての治験で、その後、治験を請け負うようになった。(その報酬は)病院にお返ししている」と話した。改ざんの疑いに ついては「SSIの社員が下書きしたのを、上書きしただけだ。改ざんしても僕には何もメリットはない」と、話した。
 SSI大阪オフィスは1日、取材に「当時の担当社員は退社しており、事実関係の確認を進めている」と話した。
 治験は千本病院が2010年4月〜11年3月に実施。被験者72人に病院職員が6人含まれ、うち4人の治験データが実際の身長より低く記載されるなどした。【斎藤広子、吉田卓矢】
 


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