2021年3月25日木曜日

竹原健二 岐阜大が盗用で懲戒解雇

竹原健二(Kenji Takehara、1950年頃生まれ、経歴)岐阜大学が盗用で懲戒解雇。

岐阜大学地域科学部教授会の文章によると

--

竹原氏は、他大学の研究者から摘発された別件での30 箇所余りの剽窃により、すでに昨年12月 18 日に岐阜大学学長から、懲戒停職3ヶ月の処分を受け、地域科学部長以下も彼への必要な注意・勧告を行ないました。しかしその際、竹原氏からは反省の弁は、全くといっていいほどありませんでした。更にその後の大学側の再調査で、5人の研究者からの新たな88箇所の剽窃と、岐阜大学採用時に剽窃論文を業績とした応募文書における虚偽も明らかとなり、竹原氏の不正行為に疑問の余地はありません。竹原氏の不正は、引用方法に不備があった程度だとする彼自身の言い分(新聞報道)とは全く異なり、研究教育者の最低限のモラルすら侵しており、竹原氏が会員である日本社会福祉学会の会長の言明の通り、日本社会福祉学会の研究倫理指針を侵犯する極めて罪深いものでもあります[*]。

*  「竹原健二会員の論文剽窃に関する新聞報道への見解」(2009 年 10 月 10 日、日本社会福祉学会会長

古川孝順  日本社会福祉学会ホームページ掲載)に、当該事情が若干記されています。 ちなみに今回の懲戒解雇について、記者会見や新聞報道で、解雇権の濫用だという竹原氏の主張と、これを支持する見解が公にされもしましたが、地域科学部教員の総意は、剽窃行為の罪深さを真剣かつ深刻に捉えております。ですから剽窃行為に対して、岐阜大学学長・役員会・教育研究評議会が断固たる厳しい処分を行ったことも、国家公務員法の主旨や岐阜大学の就業規則や他の国立大学法人の規則[*]からして、当然だと考えております。

--

こういう倫理意識が欠如した悪質な人物は追放するしかないだろう。