2014年11月15日土曜日

万能細胞:STAP論文問題 小保方氏、研究員に「降格」 理研CDB、21日に再編

毎日新聞 2014年11月15日 東京朝刊

理化学研究所は14日、STAP細胞の論文不正問題の舞台となった発生・再生科学総合研究センター(神戸市)を21日付で「多細胞システム形成研 究センター」に再編し、論文の筆頭著者の小保方晴子・研究ユニットリーダー(31)を理研本部のSTAP細胞検証実験チームの研究員とすると発表した。実 質的な降格となる。
 竹市雅俊センター長は退任して特別顧問に就き、研究開発の助言に当たる。新センター長は来年3月ごろまでに決め、それまで柳田敏雄・理研生命シス テム研究センター長が職務を代行する。再編に伴い、理研本部の研究不正再発防止改革推進本部にチームを正式に設置し、小保方氏は一研究員として11月末ま で検証実験に当たる。12月以降はデータの整理を担当する。
 今年8月発表のアクションプラン(行動計画)に基づき、研究室数は40から20に半減する。小保方研究室など9を廃止し、11は理研内の別セン ターに移る。高橋政代プロジェクトリーダーらによるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った目の難病の臨床研究は、新センターで進める。
 英語名は、発生生物学センターを意味する「センター・フォー・ディベロップメンタル・バイオロジー(CDB)」のまま変更しない。
 野依良治理事長は「発生再生科学分野の研究開発をより強力に推進する」とするコメントを発表した。【斎藤広子】

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